院長ブログ
患者さんとのコミニケーション (2008/2/21)
今日からしばらく患者さんの質問ネタです。
【一般の方】 良い歯医者選びの参考にしてください。
【歯医者さん】 患者さんがどのようなことを考えているか、
知っていただければ良いかと思います。
では、スタートです。
先日、あるサイトで歯医者さんにかかった患者さんの質問がのっていました。連絡をとり、転載をお許し頂きましたので、以下に質問を載せます。
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先日歯に黒いものを発見したので歯医者に行きました。
前に通っていた歯医者さんが辞めてしまったので、別の歯医者に行きました。
歯が痛かったわけでもなく、ただちょこちょこ黒くなっていたので軽い気持ちで歯医者に行ったのですが。。。
1回めは診察。2回目はレントゲン。3回めは治療。4,5…。
鍾乳洞のように中が虫歯になってらしくものすごい削られ、神経も抜かれました。
お茶碗みたいに周りだけあって中身がないって感じでした。
私は今までそんなに削られたこともなく、神経も初めて抜かれました。
歯に痛みがなくて神経は抜くものなんでしょうか?
元の歯の痕跡がほとんどなかったので差し歯みたいになるのかと思って尋ねたら、
差し歯にはならないと言われました。
たしかに差し歯にはなりませんでしたが、銀色の歯が一つできました。
全然歯のことがわからないので説明しづらいのですが、土台を作り銀色の歯をかぶせました。
私は今までの歯医者さんではちょっと詰め物をして終わりだったのに、
ここでは無駄に何度も行かなくちゃいけなかったり、歯を銀色に変えらたり、
顔を押しつぶすように治療したり、家族も同じところに行っているのですが、歯茎を切られたそうです。
そんなこんなでかなりここの歯医者に不信感を抱いています。
私が無知なだけで、ここの歯医者さんはまともなのでしょうか?
まだ他にも黒いところがあるので直したいのですが、
他の歯医者もこんな感じなのか不安でなかなかいけません。
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さて、みなさんどうお感じになりますか?
歯医者さんの方は、いろいろ言い分もあるでしょう。
患者さんという立場にいる方にしてみれば、
共感している方も少なくないのではないでしょうか。
この患者さんの質問からいくつか考えられることがあります。
今日はそのひとつとして、「コミュニケーション」について話をしたいと思います。
自分がこの文章を読んで感じたのは、歯医者さんも患者さんも一生懸命なんだろうな...ということです。
この歯医者さん、治療を開始するまでに時間をかけているように思えます。
それは丁寧に検査をして、間違いのない診断を下そう..、と思っているのではないかと感じます。
そして、治療開始。 虫歯を削っていったらかなり深く、徹底的に虫歯を削っていたら、
歯もほとんどなくなり、神経もとらざるを得ない状況になった。
丁寧に治療するがゆえに、時間がかかってしまうことが容易に想像できます。
この歯医者さんの失敗は患者さんにしっかりと治療の説明をしていないところです。
せっかく丁寧に検査して行った診断を、患者さんによく説明していないのではないでしょうか。
- 現在どのような状況で、
- 治療していくとどうなることが予想でき、
- どれくらいの期間治療がかかるか、
そのあたりを患者さんに十分説明し、しっかり納得してから治療を開始すれば、
このように患者さんが不信感を抱くこともなかったのだと思います。
最近はどの業界でも「コミュニケーション」の重要性が取り上げられています。
歯医者も治療して痛みを取り除ければ良い...という時代はとうに終わっています。
患者さんという一人の人間とつきあう以上、良好なコミュニケーションをとることは必須です。
治療を受ける側の患者さんとしても、
歯医者さんの選び方、治療の受け方は考えなければいけない時代になりました。
現在、歯医者はコンビニより多いとも言われています。
いろんなタイプの歯医者さんがいますので、
よく情報収集して、良い歯医者さんにかかることをお勧めします。
その選び方のコツとして、ちゃんと治療の説明をしてくれるのか...、
「コミュニケーション」がキーワードになると思います。
続きます。
ありがとうございました。