総入れ歯が合わないのは、珍しいことではありません
総入れ歯が合わないのは、珍しいことではありません
「総入れ歯は痛いもの」
「外れるのは仕方ない」
「噛めないけれど、慣れるしかない」
そう言われたことがある方は、とても多いと思います。
実際に、澤田歯科医院にも、
痛くて入れていられない
下の入れ歯がすぐ浮いてしまう
食事が怖くなった
人前で話すのが不安
何度作っても合わなかった
という悩みを抱えた患者さんが、全国から来院されています。
でもまず、最初にお伝えしたいことがあります。
それは、
「総入れ歯が合わずに悩んでいるのは、あなただけではない」
ということです。
総入れ歯は、 単に「歯が並んだプラスチック」を入れれば良い、というものではありません。
食事をする時、 話をする時、 飲み込む時、
お口の中では、 舌や頬、唇、筋肉が常に動いています。
その動きと調和しないと、 総入れ歯は痛くなったり、外れたり、噛みにくくなったりします。
特に下の総入れ歯は難しく、 「どうしても浮いてしまう」 と悩まれている方は少なくありません。
また、
「歯ぐき(骨)が痩せているので難しいですね」
と言われた経験がある方も多いと思います。
もちろん、歯ぐきの状態は大切です。
ですが、 総入れ歯の安定は、 骨の高さだけで決まるわけではありません。
実際には、
舌の動き
周囲の筋肉
粘膜との調和
入れ歯の形
噛み合わせ
など、さまざまな要素が関係しています。
だからこそ、 「骨がないから、もう無理」 と、最初から希望を失わないでほしいのです。
私は、33年間、 総入れ歯を専門に診療してきました。
その中で感じているのは、
総入れ歯は、“もっと自然”になれる
ということです。
痛みを我慢し続けるだけのものではありません。
食事を楽しめたり、 人と話すことがラクになったり、 笑顔が増えたり。
総入れ歯が落ち着くことで、 人生そのものが少し軽くなる方を、たくさん見てきました。
もちろん、 すべてのケースが簡単ではありません。
長年悩まれてきた方ほど、 調整や工夫が必要になることもあります。
それでも私は、
「落ち着く方向は、必ずある」
と思っています。
このブログでは、 総入れ歯で悩まれている方へ向けて、
なぜ痛くなるのか
なぜ外れるのか
どんな考え方で作っているのか
を、できるだけわかりやすくお伝えしていこうと思います。
同じように悩んでいる方の、 少しでも希望につながれば嬉しく思います。
