総入れ歯治療の種類
Denture lineup
新規の総入れ歯製作を
始める前に
総入れ歯治療の種類
総入れ歯治療の流れは、初診の段階で、「通常の治療」と「お急ぎ総入れ歯治療の流れ」に分かれます。
お時間のない患者さん、また今お使いの総入れ歯を落として壊してしまった場合や、急ぎの所要などで新しい入れ歯が早急に必要となる患者様には、お急ぎ総入れ歯治療をさせていただきます。
進め方に関しては初診時にしっかり決めていきましょう。
通常の総入れ歯治療
総入れ歯治療の流れとして、まず、患者さんのお口の”検査”を行います。
この検査によって、これまでお使いだった入れ歯を修理してお使い頂くケース、治療用の入れ歯をお作りするケース、そして全く新しい入れ歯をお作りするケースの3つに治療方針が分かれます。
- Case.01
入れ歯を修理して
お使い頂くケースこれまでお使いだった入れ歯を修理してお使い頂くケースでは、現在の入れ歯にある問題を取り除くために入れ歯の調整を行います。調整というのは、入れ歯の使い勝手における細かい不具合を微調整することです。
具体的には、入れ歯が歯ぐきに当たって痛い箇所を削って当たりを弱くしたり、上手く噛み合わせができていないような場合には、噛み合わせを整えて、全体の歯で均一に噛めるようにします。 - Case.02
治療用の入れ歯を
お作りするケース今お使いの入れ歯にある問題が大きく調整が難しかったり、お口の中の粘膜が変形していたり、関節の動きが悪くなってしまったことによりあごの位置がずれている場合などに適用します。具体的に行う治療としては、合わなくなった入れ歯を使い続けたことで荒れてしまった歯ぐきの粘膜の状態を健康な状態にまで落ち着かせる処置を行います。そして、その後に新しい入れ歯をお作りすることをご提案します。
- Case.03
新しい入れ歯を
お作りするケース全く新しい入れ歯をお作りするケースですが、これは今お使いの入れ歯が簡単な修理では使えない場合、また、まだ入れ歯をお持ちでない患者様の場合になります。
この際も、入れ歯製作の前提として、お口の粘膜に問題がないことやあごの動きに問題がない必要があります。
お急ぎの総入れ歯治療
急ぎの総入れ歯を作る際には、検査、診断は省略して、時間短縮を図ります。
メールか、電話で、急ぎの総入れ歯づくりの内容&費用の確認をして、スケジュールの打ち合わせをします。ご相談の上、決めた診療日から、急ぎの入れ歯作りを始めます。
急ぎの入れ歯作りには、製作期間によって、2タイプに分かれます。
① 1日~3日: 仮の材質で総入れ歯を急ぎで作り、早速日常生活に使っていただきます。見栄えや食事などは、問題なく使用できる材質です。その急ぎの入れ歯を使ってもらいながら、本入れ歯を丁寧に、もう一組作っていきます。
② 4日~7日: 1週間以内で、通常の診療ステップを踏み、新しい本入れ歯を作ります。通院日数は、3~5回を要します。
お急ぎ総入れ歯治療