【質問】保険で作った入れ歯の使い心地がよい人と悪い人の違い
【院長からの回答】
保険で作った入れ歯で、何でも噛めて「使い心地がいい」と言われる患者さんはたくさんいらっしゃいます。
そうした人たちが、なぜ使い心地がよく入れ歯を使えるのかというと、お口の中の状態が非常に安定しているからなのです。
土手、つまり歯茎が痩せていなくて高さがあって、噛み合わせが安定しているということです。
ですので、保険治療で作ってさっと作った入れ歯でも、使い心地がよく噛むことが可能なのです。
では、同じようにしても、うまく使い心地よく噛める入れ歯にならない人がいるのはなぜなのかという話になります。
恐らくあなたも「なぜなんだろう」と思われていると思いますが、それはお口の中に保険治療でサッと作った入れ歯では対応できなような阻害要因があるからなのです。
具体的には、歯茎が痩せていたり、噛み合わせが割とどこでも噛むような状態です。
噛み合わせの位置が安定しなくて、いろいろな場所で噛む癖のある方の場合はこういった入れ歯では使い心地はよくなりません。
つまり、それは保険で作れるか作れないかということではなくて、お口にあった入れ歯を歯医者さんで作れるかどうかということが大切になってくるのです。
そこで、まずはご自身のお口の中の状態がどうなのかを把握する必要があると思います。
本当に、割と簡単に保険治療などを使っていい入れ歯が作れる状態なのか、あるいは、難しい要因があるのかということです。
こういったことを、一度歯医者さんと相談されてみて、ご自身の今の状態を把握してみて今後どうするかを考えられるのもいいと思います。