【質問】インプラントを使った総入れ歯の費用について
【院長からの回答】
インプラントを使った入れ歯と、これまでの従来型の総入れ歯の費用の違いについてご質問いただいたのでお答えしたいと思います。
最近は、インプラントを歯茎に埋入してしっかり土台を作り、その上に入れ歯を安定させるという治療方法が割と増えてきています。
この治療法にかかる費用としては、まず、インプラントを骨に埋入することになるのですが、その本数としては少なくとも2本、通常ですと4本か6本のインプラントの埋入が必要になります。
そうしますと、歯科医院によっても料金は変わってきますが、保険外の自費治療ですからインプラント埋入の治療費として大体100万円ぐらいはかかるのではないかと思います。
この治療法に対して、当院で行っている従来型の総入れ歯治療ですと、インプラントを使わないで歯茎に安定させることができますので、インプラント埋入の費用としての100万円はかかりません。
これが、当院でご提供している従来型の総入れ歯治療の大きなメリットの1つだと思います。
もう一つの大きなメリットとしては、当然ですが外科手術をする必要がありませんので患者さんの負担を大きく減らすことができます。
それ以外に、総入れ歯の費用についてみなさんがご心配されているのは、一度作った後のメンテナンス費用だと思います。
長い目で見た場合に、総入れ歯はとても費用がかかるのではないかという心配をされているのではないかと思います。
なぜなら、今まで総入れ歯で苦労されてきた方々は、あちこちの歯科医院で何度も総入れ歯を作り直していらっしゃることが多いからです。
ですので、4年か5年で作り直しが必要になるのが普通であり、状態が悪い場合は毎年のように作り直しが必要なのではと思っていらっしゃるかもしれません。
そんなに頻繁に作り直しをしていれば、当然費用はかさんできますが、当院ではもちろんそのようなことはありません。
確かに、総入れ歯をされている患者さんの歯茎は毎年のように痩せていきますので、総入れ歯が徐々に合わなくなってきます。
ただ、作り直しなどは全く必要なく、定期的な微調整をすれば十分に長い期間使っていただくことが可能です。
最初にお作りした総入れ歯をベースに、痩せた歯茎の分だけピンク色の部分を付け足して、再度ピッタリとしたフィット感を得ていただくことが可能なのです。
こういった微調整メンテナンスの費用は、数万円もかかりませんし、また毎年必要になるものでもありません。
そのため、メンテナンスの費用はほとんど大きな負担になることはないと思います。
当院でお作りした総入れ歯は、このように定期的にメンテナンスをすることで長くご愛用いただけるようになっています。