【質問】入れ歯で口元のしわ(皺)を目立たなくできますか?
【院長からの回答】
歯を失ってしまいますと、その下にある歯茎の骨も徐々に痩せていきます。
前歯の歯茎が落ち込むと、口元のしわ(皺)が増えて見た目が悪くなります。
特に女性の場合は、歯茎が痩せやすいのですが、それは男性に比べて下の骨の痩せ方が早いためです。
ただ、女性の方が男性よりも口元のしわを気にされるので困った問題でもあります。
この口元のしわを気にされる患者さんも多く、なんとかならないかとご相談いただくことが多いのです。
この問題に対応するには、入れ歯を作る際に歯を元のように並べるだけでなく、薄くなった歯茎も元の形、厚さに再現する必要があります。
ただ、この作業は”ないものを元に戻す”作業で非常に難しいため、一般の歯科医院では対応できないと思います。
理由は、入れ歯作りを技工士さんに外注してしまうからそこまでの細かい調整が院内ではできないからです。
一方、当院では技工を院内ですべてやっているため、この高度で時間のかかる作業に対応することができます。
患者さんお一人お一人に合わせて、時間をかけて歯茎の厚さの調整をする訳です。
結果として、患者様が期待されるご自身の元の顔つきに近づけることが可能なのです。